荒木神社
あらきじんじゃ

旧社格 指定村社・式内社
所在地
奈良県五條市今井町荒木山905

御祭神 主祭神 建荒木命 (たけあらきのみこと)又は、大荒木命(おおあらきのみこと)
末社祭神 建速素戔嗚命 (たけはやすさのおのみこと) 八坂神社
春日大神 (かすがのおおかみ) 春日神社
大己貴命 (おおなむちのみこと) 琴平神社
稲荷大神 (いなりのおおかみ) 稲荷神社
由 緒
今井集落北端、荒木山を背に宇智盆地を俯瞰する地に鎮座。「延喜式」神名帳宇智郡の「荒木神社」に比定される。度会延経『神名帳考証』は建荒木命または大荒木命を、「神社覈録」は荒城朝臣を祭神とみている。旧村社。長久二年(1041)の大和国栄山寺牒(栄山寺文書)に「荒木坂条」、康平元年(1058)10月22日の大和国竹林寺解案(東大寺文書)に宇智郡「荒木条」、弘和元年(1381)11月7日の僧慶宗作主職寄進状案(栄山寺文書)に「字荒木名作主職」がみえ、当社北方には荒坂峠・荒坂池などがある。荒木はおそらく地名で、当社はその地主神であろう。当社は旧伊勢街道に面し、「万葉集」巻11の「浮田の杜」とされ、県の史跡に指定。参道脇に「かくしてやなをや守らむ大荒木の浮田の杜の標ならなくに」の万葉歌碑が建てられている。しかし「都名所図会」などによると、山城国淀(現京都市伏見区)付近に「大荒木神社・浮田杜」があるとしている。
     -寺院神社大辞典(大和・紀伊)より-


参道

道の手前に大きな石燈籠があり、以前は参道がもっと南の旧街道まで続いていた葉です。

参道と神社の杜

鳥居からの参道

左に「浮田の壮」の説明板・石碑

社殿の全景

本殿はこの辺からしか見えません
万葉歌碑                          説明案内板
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