斑鳩神社
いかるがじんじゃ

旧社格 指定村社
所在地
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北一丁目

御祭神 主祭神 菅原道真 (すがわらみちざね)
末社祭神 伊香流義志古男之神 (いかるぎしこおのかみ) 惣社三十余所大神社
不詳 菅原社
不詳 恵比須社
不詳 厳島神社
不詳 大将軍社
不詳 白山社
不詳 五所社
御由緒
斑鳩神社は、旧法隆寺村の守り神として、丘の麓にありましたが、元亨4年(1324)に現在の所に遷したといわれています。地元では「天満さん」の名で親しまれています。
菅原道真公(845~903)を祀る神社で、天慶年中(938以降)に、法隆寺第9代管主湛照僧都(938~946)により建立されました。また、湛照僧都管主は、菅原氏の後裔であることも関係し、ここに建立したと伝えられています。境内には、本殿、一殿、二殿と惣社、五所社、白山社、大将軍社、厳島社、恵比須社の六社が祀られています。10月中旬には、家内安全と五穀豊穣を願って、五台のふとん太鼓が練り繰りひろがられます。
     -境内の案内板より-

法隆寺の北東、天満山上に鎮座。俗に天満さんと称し、菅原道真を祀る。旧村社。『古今一陽集』に、法隆寺鎮守四社の随一で、天慶年中(938-947)に菅原氏の苗裔湛照が創祀、元亭四年(1324)に僧慶祐が社殿を造営したと記す。法隆寺鬼門の守護神と考えられ、現在も寺との関係は深い。もとは天満山西麓に鎮座、境内に如法経堂と称する堂一宇があったが、寛文年中(1661-73)火災で全焼、神殿は寛文八年に再建、享保10年(1725)水害のため山上に移したと伝える。なお奈良県山添村室津の観音堂鰐口はもと当社にあったもので、「永享九年巳一月日 法隆寺 天満宮 勧進紳主国□敬白」の銘がある。明治二年(1869)法隆寺境内にあった総社明神・五所明神・白山権現を遷祀。総社明神は法隆寺の北西にあって三十余所大明神とも称し(古今目録抄)、仁平三年(1153)に社殿を建立、造替の際には神移のさまざまの風流があったという(綱所日記)。五所明神は東院総鎮守で、住吉神・春日神四座を祀り(古今目録抄)、建保六年(1218)の創祀と伝える(綱所日記)。五所明神を持って「延喜式」神名帳平群郡の『平群神社五座』とする説もある。
     -寺院神社大辞典より-


本殿

拝殿

鳥居階段を上ると拝殿があります

鳥居横の案内板
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