稲代坐神社
いなしろにますじんじゃ

旧社格 村社・式内大社
所在地
奈良県橿原市一町502

御祭神 豊宇気姫命 (とようけひめのみこと)
由 緒
創建年代は明らかでないが、概に『新抄勅格符抄』の大同元年(806)に「稲代神社紳封一戸」とあり、『三代実録』の貞観元年(859)正月二十七日にも、大和国従五位下稲代神社従五位上を授け奉るとあって、遠く1180余年前にまつられていた古社であることがわかる。『延喜式』神名帳には式内大社として登載され、月次新嘗祭には安上官幣に預る神社であった。『大和志』には「在所未レ詳、或日レ在ニ常門村一 今称ニ打鳥ノ祠一是」とあり、俗に「打鳥さん」で通っている。『五郡神社記』に当社は巨勢郷奉膳村田中にあるといっているが、『高市郡神社記』には巨勢とは当社の所在地を含めての称と解し、広瀬神社の摂社田中神社の『社記略称』に『摂社田中神社一座御歳神、本社同国高市郡巨勢にあり、所謂稲代神社是也、件の神は稚産霊命之子亦の名豊受姫命。俗に稲魂神と云う』とこの神社の神である御歳神は高市郡巨勢の稲代神を勧請したとあるところからも『大和志』の説が正しいと述べている。例祭は十月十日で、宮座は四座あり、弓場・森田・東・敬紳講という。
     -奈良県史(神社)より-

鎮守の杜

曽我川の左岸で対岸の県道からも目立つ鎮守の森で、広い境内に入ると奥にあり、明るい神社です
神社入口
神社入口
境内
境内
狛犬 左狛犬 右
狛犬
参道
拝殿前の参道

道路からの参道は北から南へとなっているが、社殿前は南から北への参道になっています。


拝殿
狛犬 左狛犬 右
狛犬
拝殿からの本殿
拝殿からの本殿
本殿
本殿
社殿外観
社殿外観
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