野口神社
のぐちじんじゃ

旧社格 無格社
所在地
奈良県御所市蛇穴540

御祭神 神倭伊波礼比古命 (かんやまといわれひこのみこと)
日子八井命 (ひこやいのみこと)
由 緒
御所駅の南で、葛城川の右岸蛇穴集落にあり、国道24号線から神社の杜が見える。国道の反対側には、孝昭天皇陵が見える位置です。蛇穴という珍しい地名及び神社由緒の説明版が神社入口に掲げられている。

蛇穴(さらぎ)集落の西南端に鎮座、神倭伊波礼比古命(神武天皇)・日子八井命を祀る旧無格社であるが、御神体は木彫の竜神である。毎年五月五日に蛇綱汁掛行事が行われることで名高い。
縁起によると、神武天皇の御子日子八井命を祖とする吹田連の子孫が河内国からここに移住、租神を祀ったとみられる。神社西南の湧水は、蛇穴・玉手・芦原・寺田・本島の各町村の灌漑用水で、当社はこの水を守護する神として創祀されたものとみられる。毎年末前記各村から水年貢として一石六斗(現在金納)を神社へ納める。当社近くの野口家には暦応四年(1341)の地蔵石仏を安置する。
蛇綱引汁掛祭りは野口祭とも称し、蛇綱引きは約10メートルの稲藁の蛇体を作って村内各戸を巡り、最後に拝殿の蛇塚に納める。汁掛祭りは三斗三条三合の味噌にワカメを入れて汁を作り、これを参詣者にかける行事で悪魔退散の呪法として古来行われたが、今は行われていない。この行事に関しては大和高田市奥田の善教寺にある寛政七年(1795)の縁起にはこの行事と葛城鴨都味歯事代主命神社との関係を記している。
-奈良県史(神社)より-


社殿

鳥居入り口から見た拝殿と本殿

蛇塚 拝殿横
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