百済寺
くだらじ

高野山真言宗 
所在地
奈良県北葛城郡広陵町百済

御本尊 十一面観音
由 緒
百済の二条垣内の北に位置する。春日若宮神社境内に三重塔がある。梵字池を中にして東に大織冠とよばれる本堂があり、社務所となっている中之坊を残すだけである。高野山真言宗。本尊十一面観音。。舒明天皇十一年、聖徳太子建立の熊凝精舎の由緒を継いで百済川河畔に創建された百済大寺といわれるが、創建・沿革についてはつまびらかでない。室町時代には多武峯領に属し、慶長(1596-1615)頃には坊舎六宇(東之坊・中之坊・観惣坊・禅覚坊・行舜坊・賢良坊)があったが、天保年間(1830-44)には二坊(東之坊・中之坊)となった。延宝三年(1675)には、多武峯の僧徒らが末寺である当寺の修理を行っている(百済寺略縁起)。三重塔(国指定重要文化財)は、三間三重塔婆・本瓦葺。昭和六年(1463)の瓦刻銘に、「百済寺塔瓦土初本者木瓦ニテ候処後代タメニトテ土瓦ナス 寛正二二年(葵未)二月十二日初有□者東坊定弘金剛仏子一和将也」とあり、それ以前は木瓦葺であったことが知られる。鎌倉中期に建てられたものと認められ、初層内部には大日如来を安置する。本堂は方三間・単層入母屋造・本瓦葺で、正面に向拝を付けている。内部には聖観音・馬頭観音・十一面観音(平安後期)・毘沙門天などを安置する。付近には黄金堂・寺内・円堂寺・堂前・経蔵・大門などの小字が残る。
     -寺院神社大辞典(大和・紀伊)より-


境内の案内板

三重塔

春日若宮神社拝殿

若宮神社の境内社
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