白山神社(沢)
しらやまじんじゃ(さわ)

旧社格 指定村社
所在地
奈良県北葛城郡広陵町沢902

御祭神 主祭神 伊弉諾命 (いざなぎのみこと)
伊弉冉命 (いざなみのみこと)
末社祭神 保食神 (うけもちのかみ) 稲荷神社
由 緒
祭神は伊弉諾尊・伊弉冉尊の二神。この二神は記紀神話中の国土創造神である。ただ、白山神社は本来 菊理姫命を祭神とする神社である。菊理姫命とは「日本書紀」によれば、亡くなった伊弉冉尊を夫伊弉諾尊が黄泉の国に尋ねた際、自分の体を見てはいけないと戒める伊弉冉尊の言葉に背いてつい覗いてしまった伊弉諾尊が、腐りゆく妻の姿に恐怖して逃げ出した。タブーを破ったことを怒って追いかける伊弉冉尊と泉平坂で争論をするが、その際に両者の仲介をしたとされる神である。平安時代以降は加賀国白山神社の祭神白山比売神と一体化するが、大和国では数少ない祭神である。
 
 宝永二年(1705)の「新屋敷再検帳」には、一反十三歩・一畝三歩・十六歩・九歩、あわせて一反二畝十一歩の「南宮屋敷」が記されている。明治十二年(1879)の「神社明細帳」によれば、本殿は桁行三尺五寸・梁行三尺、拝殿は桁行三間・梁行一間三尺、境内三百四十三坪、氏子六十二戸となっている。
      -広陵町史より抜粋―

社殿全景
拝殿と本殿

神社南側入り口より
神社入り口
神社正面入り口
拝殿
拝殿
狛犬狛犬
境内の狛犬
拝殿内の絵馬
拝殿内の絵馬
社殿
本殿
稲荷神社
境内社の稲荷神社

白山神社の北側に鎮座
稲荷神社
社殿正面から
稲荷社
境内社稲荷神社
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