八坂神社(寺戸)
やさかじんじゃ(てらど)

旧社格 村社
所在地
奈良県北葛城郡広陵町寺戸322番地

御祭神 須佐之男命 (すさのおのみこと)
由 緒
住所  広陵町寺戸字東垣内322
祭神は素戔嗚尊。貞享三年(1686)の「寺戸村鑑」には、
一、牛頭天皇除地四十間ニ廿間、森有リ、天より降りたりと言伝仁王教并五尺ニ二尺ノ石有り
と記されている。享保九年(1724)の「寺戸村明細帳控」には、
一、牛頭天皇社     壱間・五尺     壱カ所
一、拝殿    梁行   壱間半・桁行 三間     瓦葺
とあって、祭神を牛頭天王としている。また、
一、境内    二反六畝十五歩  但境内有之訳     無年貢地
一、天降石   廻り井垣   附天降人農経壱巻      壱カ所
ともあり、境内に天降石と称する周囲を井垣で囲った石と「天降人農経」一巻があったとするが、「寺戸村鑑」の言う「天より降りたりと言伝に王教并五尺ニ二尺ノ石」を指したものだろう。ただ、明治二十六年「神社明細帳」添付の実測図・見取り図にはこの石は描かれていない。神仏分離の混乱期にでも境内から取り除かれたのだろうか。本殿前六基の石灯籠が立ち並ぶが、うち一基には牛頭天皇の文字が残る。
  現存する桁行一間・梁行五尺の神殿と桁行三軒・梁行一間半の拝殿は、享保九年「寺戸村明細帳控」記載の建物を基に、嘉永五年(1852)七月に教行寺町留七と弁財天村治兵衛を請負大工として修築されたものである。
 なお、「寺戸村明細帳控」には「祭礼毎年八月十五日御湯、御幣、供物等頭人相勤申候、神主無御座候、村廻り相勤申候」とあり、例祭日が八月十五日であること、専業神主は置かれず、村内各戸が回り持ちで祭礼の頭人を務めていたことなどがわかる。
      -広陵町史より―

神社入り口(鳥居)
神社入り口

寺戸集落の東側で県道5号線の西側に位置します。
境内
境内

奥(左側)が拝殿
手水屋
手水屋

拝殿の横です
狛犬(左)狛犬(右)
拝殿前の狛犬
拝殿
拝殿
社殿
社殿
社殿
社殿
石灯籠
社前(左側)の石灯籠
石灯籠
社前(右側)の石灯籠
石仏
石仏群

社前瑞垣裾部に並んでいます
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