長岳寺
ちょうがくじ

釜ノ口山 長岳寺
高野山真言宗
所在地
奈良県天理市柳本町506

由 緒
** 関西花の寺第十九番霊場 大和十三佛第四番霊場
山辺の道にのこる長岳寺は天長元年(824)享和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建された古刹であり、盛時には塔中四十八ヶ坊、宗徒300余名をかぞえた。
以来、幾多の栄枯盛衰を重ねながらも、千百七十有余年間連綿と法燈を守り続け今日に至っている。
千古の歴史を経て文化財も多く、重要文化財としては仏像5体、建造物4棟がある。
大門をくぐり両側に平戸つつじの生垣が続く玉砂利の参道を行くと我が国最古の美しい鐘楼門につく。
12,000坪の広くて静かな境内には四季おりおりの花の香りが漂い、いにしえの趣と心の安らぎを求め、多くの参拝者があとを断たない花と文化財の寺である。

建造物
鐘楼門要文化財 平安時代
日本最古の鐘楼門であり、弘法大師当寺創建当初の唯一の建物である。上層に鐘を吊った遺構があるので鐘楼門という。
旧地蔵院重要文化財 寛永七年(1630)当山四十八ヶ坊あった塔中の内、唯一残ったむので今は庫裏としてつかわれている。室町時代の書院造りの様式を残している。また同時代の美しい庭園がある。
旧地蔵院本堂重要文化財 寛永八年(1631)延命殿とも云われ、普賢延命菩薩を本尊.とする庫裏の持仏堂である。二間四面の小家であるが桃山風で美しい。
大師堂県指定文化財 正保二年(1645)当寺信仰の中心である弘法大師像と藤原時代の不動明王を奉祠する。

本堂天明三年(1783)再建当寺の私尊である阿弥陀三尊や多聞天、増長天等の仏像や寺宝類を安置する。
大門寛永十七年(1640)再建当寺の総門である。また肘切り門の異名があり僧兵と刀鍛冶の伝説がある。
五智堂重要文化財 鎌倉時代当寺西万約1kmの飛び地境内にあり、その形から傘堂あるいは眞面堂ともよばれる。貞ん中に太い心柱がありこれによって建物のほとんどの重量が支えられている。心柱上剖に四佛の梵字額があり全体で五智如来をあらわしている。
     参拝パンフレットより

大門

鐘楼門

鐘楼門

練塔と地蔵石仏

大石棺佛

拝堂

八十八ヶ所道

八十八ヶ所道

鐘堂付近

法生池横の万葉歌碑

本堂

法生池越しの本堂

本堂と楼門

練塔

後方は本堂

大師堂

旧地蔵院

旧地蔵院庭園

旧地蔵院庭園

五智堂

柱の凡字
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